人が健康的に生きるには、食事などで栄養素をバランスよく摂取する必要があります。ミドリムシは藻の一種ですが、植物と動物両方の性質を持つとても珍しい生物です。
その特徴から、人々の栄養不足や栄養バランスの乱れを解決する一助となる「未来の食材」として期待されているユーグレナミドリムシですが、乳酸菌と相性が抜群らしいので調べて見ました。
ユーグレナミドリムシと乳酸菌の相性
乳酸菌の働きは、整腸作用があり腸内フローラを整え、腸の活動を高めて食物の消化吸収を助けます。乳酸菌は、腸内を善玉菌優位にしてくれ、悪玉菌の増殖を抑えてくれる健康にはかかせない大切な菌です。
それが、無関係に思える乳酸菌とユーグレナミドリムシの相性がすごく良いらしいのです。
オリゴ糖よりもすごい!乳酸菌とユーグレナミドリムシの相性
では、どのくらい相性が良いのでしょうか?
右図は、牛乳にユーグレナミドリムシを加えた実験結果です。
ユーグレナミドリムシを加えなかった乳酸菌入りの牛乳は、ほぼそのまま液体状でした。
しかし、ユーグレナミドリムシを加えた乳酸菌入りの牛乳は、ヨーグルトへと変化していました。
この実験結果から、乳酸菌入り牛乳にユーグレナミドリムシを加えることで、乳酸菌が活発な活動を行ったのです。
その結果、牛乳がヨーグルトになったという、とても解りやすい実験です。
このことから、乳酸菌とユーグレナミドリムシは抜群の相性で腸内環境を整える効果に優れていることがわかりました。
妊婦ちゃんにも最適な乳酸菌とユーグレナミドリムシ
妊娠していないときは、便秘になったことがないのに、妊娠してから便秘になってしまったという方もいるのでは?
便秘対策として、食事に気をつけたり、軽い運動をしたり、お通じトイレ時間を設けたりとそれぞれ工夫されているかと思います。
手軽にできる方法として、ヨーグルトを食べる方法がありますね。
乳酸菌を取り入れることにより、腸内環境を整え、消化吸収や便秘や下痢を予防することが期待できます。
しかし、ヨーグルトだけでも便秘解消に役立つとは思いますが、ヨーグルトだけでは効果がないという方におすすめなのがユーグレナミドリムシもいっしょに取り入れる方法です。
上記の実験からもわかるように、ヨーグルトといっしょに食べることで、ヨーグルトの乳酸菌がより効果的に活発な活動してくれます。
妊婦の体重増加のリスク
体重増加傾向にある妊婦さんに問題視されるのは、
- 妊娠中毒症
- 赤ちゃんが通る産道に脂肪がついて分娩が大変になる
- 出産後、元の体重に戻すのに苦労する
妊娠後に体重が増加するのはあたりまえのことですが、増えすぎるとリスクが生じてきます。
では、適正な体重とはどのくらいでしょうか?
世界的に最も信用されている肥満度チェックができるBIM値で確認してみましょう。
BMIは、医学的にも最も病気が少ないと言われている数値が22。
18未満はやせぎみ、25以上は太り気味としています。
【計算方法】
BMI=体重(妊娠前体重kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
例)妊娠前体重50kg 身長160cm(=1.6m)の場合
50kg÷(1.6m×1.6m) =19.53125
よって、BMI値が18~24の間なので、7~10Kgの体重増加がOKとして57~60kgくらいまでに管理する。
- BMI値が25以上の太り気味の方は、妊娠中でも体重は5~7Kgくらいで増えないよう、しっかりと体重管理をしていきましょう。
- BMI値が18~24の標準体型の方は、7~10Kgの体重増加が理想的です。
- BMI が18未満の痩せ気味の方は、理想の体重増加は10~12Kg程度。赤ちゃんのことも考えてしっかりと増やしていきましょう。
妊婦の体重増加にも効果的なユーグレナミドリムシ
便秘予防にも良いとされている乳酸菌とユーグレナミドリムシですが、日頃のストレスや過食による体重の増加にも効果的です。
妊婦時のホルモンバランスの変化に加え、日常のストレスにさらされている妊婦は、過剰なダイエットはNGですが、BMI値の範囲に留めるためのダイエットは歓迎します。
便秘対策や適正体重に抑えるためのダイエットにも、乳酸菌の働きで、腸内フローラを整えることにより便通を整え、ダイエットにも繫がりやすくなり一石二鳥です。
コメントを残す